スリー・グッド・シングス

今日は、「夜になるとつい考えてしまう」との付き合い方について、お話しします。
皆さんは、夜、ベッドに入ってから眠りにつくまでの間、どんなことを考えていますか?
「あのお客さんへのメール、なんて返そうかな」とか、「明日も忙しいな」という風に、
つい今日の反省会や、明日の不安を頭の中で始めてしまうことってありませんか。

実はこれ、私たちの心が弱いからではないそうです。
人間の脳には、放っておくと、良いことよりも悪いことばかりに過剰に反応してしまう癖があり、
心理学では「ネガティビティ・バイアス」と呼ぶそうです。

これは、私たちの祖先が原始時代を生き抜くために備わった仕組みだと言われています。
「あそこに美味しい果実があるぞ」というハッピーな情報よりも、
「あそこにライオンがいるかもしれない」という危険な情報にすぐ気づけないと、
命を落としてしまったからなんですね。
つまり「夜の考えすぎ」は、脳が私たちを守ろうとしている証なのです。
ただ、現代の安全な寝室にはライオンは現れません。
それなのに、脳だけが原始時代のまま、過剰に危険を探し続けて 空回りしている。
だからこそ、夜は思考のスイッチを 意識して切り替えるトレーニングが必要なのだそうです。

その切り替えにいい方法として、心理学の研究でも効果が認められているのが、
「スリー・グッド・シングス(3つの良いこと)」というメソッドです。
やり方はシンプルです。
寝る前にその日あった小さな良いことを3つ思い出し、
そこで大切なポイントは、「なぜ、それが自分にとって良かったのか?」という理由までセットで振り返ること だそうです。
例えば、「お風呂に浸かって心地よかった」という小さな出来事があったとします。
その理由を、「なぜだろう?」とパズルのように少し深掘りしてみる。
「スマホを置いてデジタルから離れ、1人の空間になれたからだな」という風に、
その裏にある自分の本音を突き止めていくイメージです。

こんな簡単なことですが、実験でも、これを毎日続けるだけで幸福感が長続きして、
気持ちが落ち込みにくくなることが分かっているそうです。
今夜から、「なぜ?どうして?」の宝探し「スリー・グッド・シングス」を試してみませんか?
まずはお昼休みにでも、ちょっとほっこりしたことと、
それが嬉しかった理由を1つ、のんびり見つけてみてください。
今日も肩の力を抜いて、気楽にいきましょう。
ありがとうございました。
