コンテナハウスは断熱と風呂トイレ付きで後悔しない住居になるか|一般住宅との価格差も紹介

コンテナハウスの設置事例|全国対応オカムラホームの「モバイルアーキ」

近年のコンテナハウスは、鉄製ではないものもあり、後悔しない住居になることをご存知でしょうか。

コンテナハウスのスタイルで、木でユニットを製作し、「コンテナハウス」として販売するハウスメーカーが少しずつ増加しています。

木製ユニットは木造住宅と同様の構造にしやすいため、「断熱」などの住宅性能、「風呂・トイレ」などの住宅設備を整備することで、シンプルで充実した暮らしを送りたいとご希望の方にとってぴったりの住居となります

今回は、全国対応で木製ユニットのコンテナハウスを販売・設置・オーダーメイド設計している『オカムラホーム』が、コンテナハウスを充実した居住空間にするために必要な、住宅性能や費用を詳しく解説します。

マイホームの新しい形態を求めてコンテナハウスをご検討中の方は、ぜひ最後までご確認ください。

コンテナハウスは断熱と風呂トイレ付きで後悔しない住居になるか

コンテナハウスの設置事例|全国対応オカムラホームの「モバイルアーキ」

冒頭でお伝えしたとおり、木製ユニットのコンテナハウスを一般住宅同様の居住空間にすることは、十分に可能です

ただし住宅性能の整備については「断熱」ばかりが取り上げられることが多いものの、本来はほかの住宅性能や設備も十分に考慮する必要があるため、はじめにご紹介します。

  • コンテナハウスの断熱性は一般住宅と同じ性能にする義務がある
  • コンテナハウスを後悔しない住居にするためには断熱以外の性能も必須
  • コンテナハウスは連結で居室を増やせる

コンテナハウスの断熱性は一般住宅と同じ性能にする義務がある

コンテナハウスの法令上の取り扱いは「建築物」で、建築物を新築する際には省エネ基準への適合が義務化されています。

※コンテナハウスは「置く」というイメージがありますが、建築物は「基礎を設ける」などが必要で、新しくコンテナハウスを設置する行為は、法令上「新築」として扱われます。

そのため、「コンテナハウスで一般住宅の断熱性能を確保できるか」というより、「省エネ基準に適合した断熱性能を確保しなければ、コンテナハウスを設置できない」というほうが、正しい認識です。

「省エネ基準」とは断熱等級4・一次エネルギー消費量等級4(今後引き上げられていく予定です)のことで、具体的には断熱性能・省エネ性能を確保する以下のような設計・施工が求められます。

  • 壁・屋根・床に断熱材を隙間なく充填し、気密処理を行う
  • 高断熱サッシ・複層ガラスのサッシを取り付ける
  • 高効率エアコンやエコキュート等の、省エネ性能の高い設備を設置する
  • 上記のような設計・施工の記録や監理報告書の作成が必要 など

コンテナハウスを後悔しない住居にするために断熱以外の性能も必須

コンテナハウスの設置事例|全国対応オカムラホームの「モバイルアーキ」

断熱性能だけを整えても住居としては不十分で、以下のような性能も必須です。

必須の性能概要
気密・断熱性能・換気性能とあわせて整備する性能
・開口部まわりとユニット連結部の気密処理を行う
換気・断熱性能・気密性能とあわせて整備する性能
・換気回数0.5回/h以上の機械換気設備の設置
省エネ・高効率給湯器・エアコン・照明の選定
・一次エネルギー計算を行う
耐震・基礎への緊結
・構造の安全性を確保
遮音・屋根・外壁の断熱材による雨音対策
・内装下地の吸音対策
耐久・鉄部などの防錆・防水塗装
・木部の防腐・防蟻処理
防犯・防犯建物部品(CP部品)の採用
・窓の配置計画

性能ではありませんが、コンテナハウスには防アリ処理も必須です。

コンテナハウスの連結で居室を増やせる|1ユニットの間取りは4.1帖〜6.3帖風呂トイレ付き

コンテナハウスの面積は以下のとおりコンパクトですが、連結して居室を増やせます

  • 1ユニットの総面積:約9.9㎡(3帖ほど)〜約15.9㎡(9.6帖ほど)
  • 風呂・トイレ・キッチン付きの場合の居住空間の面積:4.1帖〜6.3帖ほど

連結方法の自由度は高く、以下のような設計が可能です。

  • 水まわり付きのユニットをLDKとし、居室用のユニットを足して1LDK・2LDKにする
  • 渡り廊下でつなぐ、ユニットの間に中庭を設けたるといったレイアウトも可能
  • ご家族構成の変化に合わせて、後からさらにユニットを追加

「必要になってから、比較的気軽に増やせる」という点は、一般住宅にはない強みです

ただし、ユニットを増やす場合は、改めて建築確認申請が必要で、建ぺい率・容積率※の上限を守る必要があります。

※「建ぺい率」とは土地面積に対する建築面積の割合、「容積率」とは土地面積に対する延床面積の割合で、上限が定められています。

特に、庭にコンテナハウスをご検討中の方は、建ぺい率・容積率に注意が必要です。

こちらの記事で、詳しい注意点をご確認いただけます。

コンテナハウスにご興味をお持ちの方は、全国対応のオカムラホームへお問い合わせください

千葉本社では、実際のコンテナハウスをご見学いただけます。

コンテナハウスと一般住宅の価格差|初期費用〜解体まで

費用

次に、コンテナハウスと一般住宅の価格差もご紹介します。

  • 【初期費用】コンテナハウスのほうが高額となるケースがある
  • 【ランニングコスト】コンテナハウスのほうが抑えやすい
  • 【解体費用】コンテナハウスのほうが抑えやすい
  • 【資産価値】コンテナハウス・一般住宅どちらも「検査済証の有無」で決まる

【初期費用】コンテナハウスのほうが高額となるケースがある

結論からお伝えすると、風呂・トイレ・キッチン付きのコンテナハウスは、同じ面積の一般住宅とあまり変わらないか、初期費用が高額となるケースがあります

【初期費用の目安例】「風呂・トイレ・キッチンユニット1台+フリーユニット2台」を連結し、「1LDK・14.4坪ほど」のコンテナハウス

比較項目コンテナハウスの費用の目安(税込)
本体価格・風呂・トイレ・キッチン付きユニット1台:655万円
・フリーユニット2台:740万円
・フリーユニット2代の内装・設備工事:150〜250万円ほど
諸費用300〜400万円ほど
(運搬・設置・基礎・電気・給排水工事・オリジナル設計費など)
合計1,845万〜2,045万円

表内の「ユニットの価格」は、オカムラホームのコンテナハウス『モバイルアーキ』の価格、諸費用は一般的な目安です。

以下の費用は加味していないため、あくまでも参考としてください

  • 地盤が弱い場合の地盤改良工事
  • 「搬入路が狭い』といった問題がある場合の対応(コンテナハウス搬入には幅4m以上の進入路が必要)
  • 駐車場・フェンス・植栽などの外構工事
  • 内装やキッチンなどの住宅設備にこだわる場合の費用 など

一方で、14.4坪の一般住宅を建築する費用の目安は、1,712万円です。

【一般住宅を建築する費用の計算】

フラット35利用者調査より、注文住宅建築は坪単価約118.9万円(全国平均)ですので、以下のように計算してご紹介しました。

14.4坪×約118.9万円=約1,712万円

「コンテナハウスは安い」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、それはコンテナハウスは一般的に面積がコンパクトなためです。

住み始めてからのほうが価格差が生まれやすいため、次にご紹介します。

【ランニングコスト】コンテナハウスのほうが抑えやすい

ランニングコストの代表である「電気代」に関しては、冷暖房の負荷は「外気に触れる面積」が大きく影響するため、コンテナハウスのほうが抑えやすい設計です。

コンテナハウスと一般住宅が同じ面積であっても、コンテナハウスはシンプルな四角形で、一般的に「屋根を高くする」といった設計はしないためです。

※ただし、屋根形状などについて、オーダーメイド設計をご依頼いただくことも可能です。

コンテナハウスのオーダーメイド設計は、全国対応のオカムラホームまで

もう1つの代表的なランニングコストである「リフォーム費用」も、シンプルな形状であるコンテナハウスのほうが抑えやすいのが一般的ですが、リフォーム費用はプラン内容によって大きく変動するため、正直にお伝えすると、新築時点での明確な答えはありません

コンテナハウスの固定資産税については、こちらの記事でシミュレーションをご確認いただけます。

【解体費用】コンテナハウスのほうが抑えやすい

コンテナハウスを処分する費用は「2万円〜4万円/坪」が目安で、延床面積14.4坪の場合は28.8万〜57.6万円ほどです。

一方で、木造住宅の解体費用は「3万〜6万円/坪」が目安で、延床面積14.4坪の場合はなら43.2万〜86.4万円ほどです。

なお、コンテナハウス・一般住宅を手放す方法には、それぞれに特徴があります。

  • 処分するほか、買い手が決まったら「クレーンで吊り上げてトラックに載せ、移設できる」という、買い手の設置場所を選ばない点が特徴
  • コンテナハウスよりも売却の自由度は下がるが、需要は高い点が特徴。また「コンパクト」など汎用的ではない一般住宅は需要が低い傾向がある

コンテナハウスに住むQ&A

Q&A

最後に、コンテナハウスについてオカムラホームがよくいただく質問・回答をご紹介します。

Q. 断熱工事に補助金を使える?

A.各補助金には申請条件があるため一概に使えるとはいえませんが、居住用コンテナハウスであれば高い断熱性能・省エネ性能を確保する場合には使える可能性があります

ただし、補助金の申請条件に面積が含まれる場合には、コンパクトなコンテナハウスは申請対象外となることが考えられます。

【例】国の「みらいエコ住宅2026事業」:床面積50㎡〜240㎡が申請対象

Q. コンテナだけ買ってDIYで住居をつくれる?

A.コンテナだけ買って、DIYで住居をつくることはできません

理由は以下のとおりです。

  • 「海上輸送コンテナ」使用をお考えの場合、建築基準法第37条が定める指定建築材料の基準を満たさず、住居用とすると違法建築になる
  • 都市計画区域内では平屋でも建築確認申請が必要で、確認済証(設計士が作成した設計図書を添付する必要がある)の交付を受けるまで着工できない
  • 2025年4月以降の着工分は省エネ基準への適合が義務で、断熱と一次エネルギー消費量の計算書を、建築確認申請時で提出する
  • 法律上、電気工事・水道工事は専門資格を持つ技術者が施工する

ただし、DIYがまったくできないわけではなく、「塗装・棚の造作・クロス貼り付け」などはDIYできます

ただし、DIYで施工した部分はハウスメーカーなどの保証対象外になるという実情もあるため、実施するかどうかの検討が必要です。

まとめ

コンテナハウスは断熱性を確保する義務がありますが、住み心地を決めるのは断熱だけではありません。

気密・換気・遮音・耐久なども整えて、はじめて住居として成立します。

また、コンテナハウスは初期費用が高いケースもあります。

それでもコンテナハウスを選ぶ価値があるのは、「小さく建てる」を現実的な価格で実現できるためです。

また、コンテナハウスには最短20日で設置でき、後から連結して広げられ、住まなくなったら移設・売却・賃貸に回せるという特有の魅力があります

コンテナハウスに興味をお持ちの方は、全国対応のオカムラホームへお気軽にお問い合わせください

ご予算とご希望の用途に応じて、最適なプランをご提案いたします。