Building inspection
私たち人間が歳をとり心身ともに老化していくのと同様に建物も経過年数と共に耐久性が低下していきます。人間が定期的に健康診断を受け、体の状態を確認するのと同じように建物も定期的に状態確認をしていく必要があります。メンテナンスの目安時期は部位や使用している商材・お住まいの環境により一概には言えませんが下記が目安となりその時期に合わせて点検する事お勧めいたします。オカムラホームのリフォームでは、当社でご購入・建築されたお客さまに行っている定期点検サービスのノウハウを生かし、目視レベルによる建物の無料点検サービスを行っており、点検後は一邸一邸報告書を作成し建物の状態を説明しています。
屋根材自体の劣化・割れ・脱落、防水塗膜の退色・劣化・コケやカビの発生の有無、棟板金のズレ・浮き・捲れなどを外部から見える範囲を目視にて確認し、異常の兆候が見られた場合は梯子を掛けて点検致します。合わせて雨樋の屋根との隙間による雨水の落水・ズレ・変形・留めバンドからの外れ・色褪せの確認を致します。これらは一般的に10年前後で症状が見られる事が多いので、メンテナンス目安時期となります。
外壁は塗装の剥がれ・膨れ・ひび割れ・退色などの劣化、サイディングの場合は継目やサッシ廻りで使用しているシーリング材の劣化、基礎部分のひび割れなどを総合的に点検させて頂きます。特に外壁北面などの直接日光が当たらなく風通しが悪い所は、藻やコケが生殖しやすく、外壁の劣化を早めるので定期的な点検が必要になります。外壁の劣化を放置しておくと、雨漏りなどの原因になり、生活に支障が出る場合もありますので、定期的な点検をおすすめします。
バルコニー防水の劣化は直接漏水に繋がる事が多く、防水層を保護しているトップコート劣化、防水層のひび割れ・膨れ・剥がれ、防水層に接するサッシ廻りなどを重点的に点検させて頂きます。すぐに漏水には繋がってはきませんが、防水層を保護しているトップコート劣化症状はだいたい5年経過後に徐々に出てくることが多いので、そのくらいを目安に点検して頂くことをおすすめします。
トイレ・洗面・キッチン・浴室の水栓からの水漏れ確認、ガスコンロ(IH)・食器洗い乾燥機・シャワーヘッド・給湯器等付帯設備の使用・動作確認、白蟻の点検時に合わせて床下への漏水確認、排水管の油汚れの付着状況などを点検致します。基本的には全面的な取替えは必要ありませんが、10年超を目安に機器の部分的な取替えの検討が必要となります。
床は床鳴りや著しい沈みの確認をします。フローリングの床鳴りにおいては仕上げ材の擦れからくるケースがほとんどで施工不良ではなく、材自体の反り・伸縮がその起因となります。床鳴りの中で沈みがあるものは下地材不具合があるので、メンテナンスが必要となります。畳は畳表の摩耗状況を主に確認します。壁は現在ではビニールクロス貼りが主流なので、剥がれやクロスジョイントの著しい隙間の有無を確認していきます。建具は、室内ドア・玄関ドア・サッシの開閉不具合、把手のぐらつき、クレセントの不具合を確認します。建具はドライバー1本で改善出来るケースもあるので、点検時での修繕も可能な場合があります。
ご存知でしょうか?白蟻の保証はほとんどのハウスメーカー・工務店は5年です。 (※当社は基礎パッキン工法と合わせて10年保証)5年超を目安に点検が必要となってきます。 当社で行う点検は、専門業者が同行し点検口から床下へ入り床下の状況を確認していきます。 必要な部位の写真を撮り報告書を作成し、ご説明しております。