日本の夏季休暇(お盆休み)の歴史について

日本の夏季休暇(お盆休み)の歴史について

お盆行事の起源

祖先供養の行事としては606年、推古天皇が僧や尼を招いて仏事を行う「斎会(さいえ)」が起源と考えられており、平安時代には武家・貴族・僧侶など宮廷の上層階級で主に催されていました。 その後江戸時代に入り、庶民の間にもお仏壇やお盆行事が広まりました。

暦の変更で時期がずれた経緯

お盆はかつて太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われていました。 しかし明治期に太陽暦(新暦)が採用された後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆(月遅れ盆)とする地域が多くなりました。これが現在、東京など一部地域は7月、多くの地域は8月にお盆を行う理由です。

なぜ「休み」として定着したのか

お盆は国民の祝日として法律で定められているわけではありません。それにもかかわらず多くの企業が夏季休暇として休みになるのは、古くから日本に根付いている習慣が理由です。 家族や親戚が帰省し先祖を供養する慣習が現代にも受け継がれ、多くの人が帰省する時期として定着したため、企業側も休暇を設定するようになりました。

官公庁にお盆休みがない理由

興味深いのは官公庁の扱いです。明治期の休暇規定の変遷を経て、年末年始(12月29日〜1月3日)の6連休が官公庁の休日として法律で定着した一方、お盆に相当する休暇は制度化されませんでした。年末年始の連休が充実している反面、行政機関(官公庁)にお盆休みがないのはこのような経緯によります。一方、民間では新暦8月15日前後は平日であっても休業する企業が多く、夏季休暇(特別休暇)を制度として設定している企業も少なくありません。 WikipediaWikipedia

まとめると

時代 内容
飛鳥〜平安時代 仏教の盂蘭盆会と祖霊信仰が融合し、宮廷・貴族中心の行事に
江戸時代 庶民にも普及、提灯なども一般化
明治時代 新暦採用で地域により7月盆・8月盆に分裂
昭和〜現代 法定休日ではないが、帰省慣習として民間企業が夏季休暇を制度化

つまり日本の「夏休み・お盆休み」は、法律で定められた祝日ではなく、宗教的・文化的な帰省慣習が長い年月をかけて企業慣行として定着したものという点が大きな特徴です。工事業界でもお盆期間は現場を止める会社が多いかと思いますが、これもこうした背景に由来しています。

梶本 -kajimoto-

【資格】

マンションリフォームマネージャー

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