自然素材-10 漆喰の効果5
前回までで、
漆喰の「調湿効果」、「消臭効果」、「抗菌・防カビ効果」、「有害物質の除去」
の4つをお話してきましたが、
今回が最後の効果、『環境に対する効果』と『まとめ』です
環境に対する効果
1つ目は、二酸化炭素/CO2 の吸収。
漆喰の主な成分は「消石灰(しょうせっかい)」と呼ばれる
水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)です。
この成分が空気中の二酸化炭素(CO₂)とゆっくり反応して、
もとの「炭酸カルシウム(CaCO₃)」に戻っていくという
自然のサイクルが起こります。
結果、硬貨することで無害な物質となり、二酸化炭素の吸収をすることで
その削減に繋がっていきます。
2つ目は、漆喰の耐火性。
漆喰は、無機質・不燃性素材(石灰)なので、燃えない素材です。
しっくいの主成分・石灰(CaCO₃やCa(OH)₂)は、火に強い無機物質。
燃焼しにくく、煙や有毒ガスも出しません。
結果、火事の被害拡大を防ぐことに繋がります。
今でいう古民家や、昔のお寺やお城など、
木造建築に使われていたのもその理由の一つと言われています。
以上、5つ目の効果 までをお話してきました。
私自身、漆喰はとても好きな素材の一つです。
「調湿効果」
「消臭効果」
「抗菌・防カビ効果」
「有害物質の除去」
「環境に対する効果」
と、計5つの効果でお話ししてきましたが、
私自身がその自宅で実際に感じる効果としては、調湿効果です。
我が家は室内多くの範囲に漆喰を使っています。
目で見てわかるものではないのですが、
梅雨時期の室内の感じや、日々の室内物干しなどで感じるものが
漆喰なのでは と思っています。
真っ白な白、独特の質感、そしてどこか落ち着く雰囲気も加わり、
とても魅力のある素材です。
ぜひ家づくりに取り入れてみたらいかがでしょうか。
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