古い押入れリフォームの方法と費用相場|カビ・傷みへの対策や施工事例も紹介

古い押入れリフォームアイキャッチ

古い押入れは、奥行きが深くて使いにくいだけでなく、湿気やカビ、床や壁の傷みが気になることもあります。

押入れは、棚の交換やクローゼットへの変更、ワークスペースとしての活用など、暮らしに合わせたリフォームが可能です。

ただし、古い住宅では床や壁の状態によって必要な工事が異なるため、事前の確認が欠かせません。

この記事では、東京・千葉・神奈川のリフォーム会社『オカムラホーム』が、古い押入れのリフォーム方法や費用相場、カビ・傷みへの対策、施工事例を紹介します。

古い押入れの主なリフォーム方法と活用アイデア4選

古い押入れリフォーム前

古い押入れは、既存の収納スペースを活かす方法から、クローゼットへの変更、押入れの撤去まで、目的に応じたリフォームが可能です。

主なリフォーム方法は、以下のとおりです。

  • 中段・棚板の変更
  • クローゼットへの変更
  • 書斎・ワークスペースへの変更
  • 押入れの撤去

それぞれのリフォーム方法について、具体的に紹介します。

中段や棚板を変更して使いやすい収納にする

古い押入れの収納力を活かしたい場合は、中段や棚板の見直しがおすすめです。

押入れは奥行きが深いため、手前に置いた物が邪魔になり、奥の物を取り出しにくいことがあります。

目的に合わせて、以下のような方法を検討しましょう。

  • 中段を残す:上下の空間を分けて、布団や季節用品などを収納する
  • 中段を撤去する:高さのある物を収納できる空間をつくる
  • 可動棚を設置する:収納する物に合わせて棚の高さを調整する
  • 引き出し式の収納を取り入れる:奥に収納した物も取り出しやすくする

布団や季節用品を収納する場合は中段を残し、掃除機など高さのある物を収納したい場合は、中段の撤去が選択肢となります。

ただし、中段の固定方法や周囲の壁の状態によっては、撤去後に補修が必要になることもあるため、注意しましょう。

押入れだけでなく、床の間も収納スペースとして活用したい方は、以下の記事も参考にしてください。

〈関連ページ〉床の間を収納スペースにリメイクした事例・DIYアイデア|失敗を防ぐサイズ・構造の注意点、風水も解説

クローゼットに変更して衣類を収納する

古い押入れは、中段を撤去してハンガーパイプを取り付けたり、既存の棚を残して扉を交換したりすることで、用途に合わせた収納スペースに変更できます。

主な工事内容は以下のとおりです。

  • 中段や不要な棚板の撤去
  • ハンガーパイプや収納棚の設置
  • ふすまから折れ戸・引き戸などへの交換
  • 必要に応じた床・壁の補修や補強

ハンガーパイプを設置すれば、衣類を畳まずに収納でき、掛けた衣類を見渡しながら選びやすくなります。

ただし、押入れは一般的なクローゼットより奥行きが深い場合があるため、収納する物に合わせた棚やパイプの配置が重要です。

また、衣類を収納する場合は、湿気や結露の状態も確認しておきましょう。

押入れをクローゼットにした事例や詳しい費用などは、以下の記事も参考にしてください。

〈関連ページ〉押入れをクローゼットにリフォームした事例・費用、DIYアイデア|失敗しないための注意点も解説

書斎・ワークスペースに変更する

使っていない押入れは、コンパクトな書斎やワークスペースとして活用することも可能です。

中段を撤去し、作業しやすい高さにカウンターを設置すれば、パソコン作業や読書などに使える空間をつくれます。

リフォームの際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • カウンターの高さ・奥行き:椅子に座ったときの姿勢や足元のスペースを考える
  • 照明:押入れ内部が暗くならないように配置する
  • コンセント:パソコンやデスクライトなどの使用を想定する
  • 換気:熱や湿気がこもらないように工夫する

また、押入れの前に椅子を置ける広さがあるかも確認しましょう。

部屋の一角にワークスペースを設けられるため、独立した書斎を確保するのが難しい住宅でも検討しやすい方法です。

押入れを撤去して部屋を広くする

収納スペースが十分にある場合は、古い押入れを撤去して部屋の一部として活用する方法もあります。

具体的な活用方法は、以下のとおりです。

  • 和室を広げて家具を配置する
  • 押入れの撤去とあわせて、隣接するLDKとの間仕切り壁を撤去し、空間を一体化する
  • デスクや収納家具を置くスペースを確保する

押入れを撤去した部分は、周囲の床や壁、天井と仕上がりをそろえるために内装工事が必要になる場合があります。

また、押入れだけを撤去する場合と、周辺の壁も撤去して間取りを変更する場合では、工事範囲や費用が異なります。

収納を残す必要があるか、部屋を広く使いたいかなど、今後の暮らし方に合わせて検討しましょう。

押入れだけでなく、和室全体のリフォームを検討している方は、以下の記事も参考にしてください。

〈関連ページ〉和室リフォームのおしゃれなビフォーアフター画像|モダンな障子・アクセントクロスの事例、費用など解説

古い押入れのリフォーム費用相場|工事内容別に比較

古い押入れをクローゼットにリフォームしたイメージ

古い押入れのリフォーム費用は、工事内容によって異なります。

主なリフォーム内容と費用相場は、以下のとおりです。

リフォーム内容費用相場主な工事内容
中段の撤去2万〜3万円程度既存の中段の解体・撤去
クローゼットへの変更16万〜30万円程度・中段撤去
・ハンガーパイプや扉の設置
・内装補修
書斎・ワークスペースへの変更10万〜60万円程度・カウンターや棚の設置
・必要に応じた照明の設置
・コンセント工事
押入れの撤去5万〜20万円程度・押入れの解体
・廃材処分
・周囲の内装補修
間取り変更を伴う押入れの撤去20万〜50万円程度・押入れと周辺の間仕切り壁の撤去
・床・壁・天井の内装工事

※費用は一般的な目安であり、オカムラホームの見積価格ではありません。工事範囲や建物の状態によって変動します。

なお、可動棚の新設や収納内部の造作などを追加する場合は、別途費用がかかることもあるため注意が必要です。

また、古い押入れでは、解体後に床や壁の下地の腐食などが見つかることもあります。

傷んだ下地は、そのまま新しい仕上げ材を施工できない場合があるため、交換や補強が必要となり、追加費用が発生する可能性があります。

正確な費用を把握するためには、押入れ内部の状態を確認したうえで、必要な工事を含めた見積もりを取ることが大切です。

東京・千葉・神奈川で押入れのリフォームをご検討中の方は、オカムラホームへお気軽にお問い合わせください。

ご希望やご予算に合わせたリフォームプランをご提案します。

〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉

古い押入れをリフォームする前に確認したい5つの注意点

古い押入れの様子

古い押入れをリフォームする際は、見た目や収納の使いやすさだけでなく、床や壁の状態、湿気なども確認することが大切です。

とくに築年数が経過した住宅では、押入れ内部の傷みによって、補修や補強が必要になる場合があります。

リフォーム前に確認したい以下の5つの注意点を紹介します。

  • カビ・湿気・結露の原因を確認する
  • 床板や壁の腐食・傷みを確認する
  • 中段や周辺の壁を撤去できるか確認する
  • 奥行き・高さと収納する物のサイズを確認する
  • 扉の開閉スペースや換気のしやすさを確認する

カビ・湿気・結露の原因を確認する

古い押入れにカビや結露が発生している場合は、リフォーム前に原因を確認しましょう。

押入れの内部が湿る主な原因には、以下のようなものがあります。

  • 通気不足:扉を閉めた状態が長く、空気が循環しにくいため、湿気がこもる
  • 結露:外壁に面した押入れなどで壁の表面温度が下がり、空気中の水分が結露する
  • 雨漏り:屋根や外壁から雨水が浸入し、押入れの内部が湿る

カビの上から壁紙を貼るなど、表面だけをきれいにしても、湿気の原因が残っていれば再発するおそれがあります。

そのため、通気不足には換気の改善、結露には断熱や湿度管理の見直し、雨漏りには漏水箇所の補修など、原因に応じた対策が必要です。

カビが発生している場合は、原因への対策とあわせて、汚染された仕上げ材の除去や交換などが必要になることもあります。

床板や壁の腐食・傷みを確認する

古い押入れでは、床板や壁の下地が傷んでいる場合があります。

リフォーム前には、以下のような症状がないか確認しましょう。

  • 床板がたわむ、踏むと沈む
  • 壁や床に変色・シミがある
  • 木材が柔らかくなっている、または崩れている
  • カビ臭さや湿ったにおいが続いている

これらの症状がある場合は、湿気や漏水、木材の腐食などが関係している可能性があります。

床板や下地材が傷んでいる場合は、劣化した部分の交換や補強を行い、必要な強度を確保してから仕上げ材を施工します。

また、押入れを居室の一部として使う場合は、室内の床との段差も確認しましょう。

傷みの範囲によって必要な工事は異なるため、事前に状態を確認することが大切です。

中段や周辺の壁を撤去できるか確認する

押入れの中段や周辺の壁を撤去する場合は、事前に建物の構造を確認する必要があります。

とくに、押入れ周辺の壁や柱が、耐力壁(たいりょくへき:地震や風の力に耐えて建物を支える壁)など構造上重要な部分にあたる場合は、自由に撤去できません。

押入れの撤去や間取り変更を伴うリフォームでは、撤去できる範囲を専門業者に確認したうえで、工事内容を決めることが大切です。

奥行き・高さと収納する物のサイズを確認する

古い押入れをリフォームする際は、収納する物の大きさに合わせて、棚やハンガーパイプの位置を決めましょう。

押入れは布団の収納を想定した奥行きの深い造りが多く、衣類や日用品の収納には使いにくい場合があります。

たとえば、以下のような工夫が考えられます。

  • 衣類収納:ハンガーに掛けた衣類の幅や丈に合わせてパイプを設置する
  • 日用品収納:可動棚を設けて、物の大きさに合わせて高さを調整する
  • 季節用品の収納:使用頻度の低い物を奥に配置する
  • 高さのある家電の収納:掃除機などの高さや出し入れのしやすさを確認する

収納量を増やすだけでなく、必要な物を無理なく取り出せる配置にすることが大切です。

扉の開閉スペースや換気のしやすさを確認する

押入れの扉を交換する場合は、部屋の広さや家具の配置に合わせて開閉方法を選びましょう。

主な扉の種類と特徴は以下のとおりです。

扉の種類特徴
ふすま・引き戸手前に開閉スペースを必要としない
折れ戸開口部を広く使いやすいが、手前に開閉スペースが必要
開き戸扉を大きく開けられるが、扉の可動範囲に家具を置けない
扉なし物を出し入れしやすいが、収納内部が見えやすい

また、扉を閉め切った状態が続くと、押入れ内部に湿気がこもる場合があります。

とくに衣類や布団を収納する場合は、収納物を詰め込みすぎず、空気が循環しやすい状態を保つことも大切です。

扉の使いやすさだけでなく、収納内部の通気性も考慮してリフォームを計画しましょう。

古い押入れの使いにくさや、カビ・傷みなどでお悩みの方は、オカムラホームへご相談ください。

現在の押入れや和室の状態、ご希望やご予算に合わせて、暮らしやすさを考えたリフォームプランをご提案します。

〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉

古い押入れを活かしたリフォーム事例

和室のリフォーム事例|欄間を移設した施工事例

ここでは、オカムラホームが実際に手がけた施工事例を紹介します。

押入れの棚を残して扉を交換した事例

こちらは、和室を洋室に変更した事例です。

押入れの内部はそのまま残し、扉のみを交換しています。

〈関連ページ〉千葉県船橋市|戸建て内装リフォーム|和室から洋室へ

内部を大きく変更せずに、洋室の雰囲気に合わせた収納スペースに仕上げています。

押入れ全体を解体しなくても、既存の収納を活かしたリフォームが可能です。

中段を撤去してハンガーパイプ付きクローゼットに変更した事例

こちらは、団地をフルリフォームした事例です。

施工前は、畳敷きの和室に天袋と中段のある押入れが設けられていました。

リフォーム後は、畳をフローリングに変更し、押入れもハンガーパイプ付きのクローゼットに変更しています。

〈関連ページ〉千葉県八千代市団地フルリフォーム|温かみのある穏やかな空間に

ふすまから木目調の折れ戸に変更したことで、洋室の内装にもなじむ収納スペースに仕上がりました。

押入れがあった場所を活用し、衣類を掛けて収納できるクローゼットへ変更したリフォームです。

和室の押入れを折れ戸付きクローゼットに変更した事例

和室を洋室に変更し、押入れをクローゼットにリフォームした事例です。

〈関連ページ〉和室リフォーム工事

畳を木目調のフローリングに変更し、壁や天井も明るい色合いに仕上げています。

押入れのふすまは白い折れ戸に交換し、洋室の内装になじむ収納スペースに変更しました。

和室から洋室へのリフォームに合わせて収納扉も変更することで、部屋全体に統一感が生まれています。

オカムラホームでは、ほかにもさまざまなリフォーム事例を紹介しています。

〈施工事例〉

古い押入れリフォームに関するよくある質問

Q&A

最後に、古い押入れのリフォームする際によくある質問について回答します。

Q. マンションの押入れもリフォームできますか?

A. マンションの押入れも、専有部分であればリフォームできる場合があります。

ただし、マンションでは管理規約や使用細則によって、工事内容や施工時間などに制限が設けられていることがあります。

とくに、壁の撤去や床材の変更を伴う場合は、事前に管理組合への確認が必要です。

また、建物の構造や共用部分に関係する箇所は、自由に変更できない場合があります。

工事を計画する前に、管理規約や使用細則を確認し、必要に応じて管理組合へ工事内容や申請手続きを問い合わせましょう。

Q. 古い押入れはDIYでリフォームできますか?

A. 収納ラックの設置や壁紙の貼り替えなど、建物の構造に影響しない簡単な作業であればDIYも可能です。

一方、壁に固定する棚の設置や中段の撤去、床の補強などは、下地や固定方法の確認が必要です。

古い押入れでは、床や壁の内部にカビや腐食が発生している場合があります。

傷みが見られる場合は、表面だけをDIYで仕上げず、先に専門業者へ相談しましょう。

Q. 押入れをリフォームするデメリットは何ですか?

A. 押入れをリフォームするデメリットは、工事費用がかかることや、収納方法の変更によって以前より収納しにくくなる物が出てくることです。

たとえば、中段を撤去して衣類用のクローゼットに変更すると、布団を重ねて収納する場所がなくなる場合があります。

また、押入れを撤去して部屋を広げる場合は、別の収納スペースを確保する必要があります。

リフォーム前に、現在収納している物と必要な収納量を確認しましょう。

まとめ

この記事では、古い押入れのリフォーム方法や費用相場、工事前に確認したい注意点、実際の施工事例について解説してきました。

古い押入れは、棚板の交換やクローゼットへの変更、間取りの見直しなど、暮らしに合わせたリフォームが可能です。

ただし、床や壁の傷み、カビ・湿気の状態によっては、補修工事が必要になる場合もあります。

この記事が、現在の押入れの状態や今後の使い方を確認し、ご自宅に合ったリフォームを検討する際の参考になれば幸いです。

古い押入れや和室のリフォームをご検討中の方は、オカムラホームにお気軽にお問い合わせください。

オカムラホームでは、既存の押入れを活かした収納改善から、クローゼットへの変更、和室全体のリフォームまで、さまざまな施工実績があります。

〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉

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