床の間を収納スペースにリメイクした事例・DIYアイデア|失敗を防ぐサイズ・構造の注意点、風水も解説

「床の間をまったく使っていないので、収納スペースにリメイクしたい」とご希望の方がいらっしゃると思います。
床の間に棚を置くだけでも一定の収納容量を確保できますが、せっかくリメイクするなら、周辺デザインとの調和も考慮しておしゃれな収納にしたいですよね。
また、床の間は「神聖な場所」というイメージもあるため、「床の間をなくすこと・本来の使い方をしないこと自体に問題があるのでは?」と不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は数多くの住宅リフォームを手掛けてきた東京・千葉・神奈川のリフォーム会社『オカムラホーム』が、床の間を使い勝手の良い収納スペースにする方法を、わかりやすくご紹介します。
失敗しないリメイクのために、ぜひ最後までご覧ください。
東京・千葉・神奈川で「昔ながらのつくりのご自宅の収納スペースや間取りを見直したい」とご希望の方は、オカムラホームへご相談ください。
〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉
Contents
床の間を収納スペースにリメイクしたおしゃれな事例
はじめに、本格的なリフォームで、床の間をおしゃれな収納スペースにリメイクした事例をご紹介します。
こちらは、間取り変更リフォームの際に「床の間+押入れ」を「押入+仏間」に変更した事例です。


和室を解体してコンパクトな個室に変更し、LDKを広げました。
LDK周辺に大容量の収納スペースを複数設けて、家事動線の良い間取りが完成しています。


こちらの記事で、押入れをクローゼットにした事例もご確認いただけます。
〈関連ページ〉押入れをクローゼットにリフォームした事例・費用・DIYアイデア|失敗しないための注意点も解説
こちらは、「床の間+押入れ」を「床の間+仏間」にリフォームした事例です。
仏間には、必要に応じて開閉できる扉を設けました。

和室の続き間を解体して和モダンの和洋室に変更し、キッチン・ダイニング・リビングを一体化しています。


こちらは、床の間を完全に解体して間取りを変更した事例です。


2階を増築したことで階段の傾斜が緩やかになり、1階・2階のアクセスが良くなりました。
2階に個室を増やし、各部屋に大容量のクローゼットを設置しています。


古くて使い勝手が悪くなったご自宅が、リフォームで生まれ変わります。
収納容量の見直しからフルリフォームまで、東京・千葉・神奈川でご自宅のリフォームをご検討中の方は、オカムラホームへお気軽にお問い合わせください。
〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉
オカムラホームには、ほかにもたくさんの施工事例がございますので、ぜひご覧ください。
床の間をDIYで収納スペースにリメイクするアイデア

次に、床の間をDIYで収納スペースにリメイクするアイデアもご紹介します。
「費用をかけずに、収納スペースを増やしたい」とご希望の場合に、ぜひご活用ください。
【簡単なリメイクアイデア】
- 落ちない突っ張り棚・突っ張りラック・カラーボックスなどを使用して棚を設ける
- ハンガーバーを設置
- 落ちない突っ張り棒をハンガーバーとして使用
- カーテンやロールスクリーンを設置
【手の込んだリメイクアイデア】
- 床の間の壁全体に集成材をビス留めして下地をつくり、ガチャ柱などを使用して可動棚を設置
- 床の間の手前の天井にレールを設置して扉や格子戸を設置。床の間のある面全体を隠して収納スペースとする
- 床の間の下部に収納スペースがある場合、ロボット掃除機の基地として活用(ただしコンセントが近くにない場合は、電気工事の専門資格を持つ技術者にコンセント増設工事の依頼が必要)
ただし、床の間は本来「空間の余白を楽しむためのスペース」で、人が乗る・物を収納するといったことを想定していないため、壁・床に下地(ビス留めに耐えられる木材)が入っていません。
床の間には、ほかにも安易に手を加えるとリメイクに失敗する要素が潜んでいますので、次に「床の間のリメイクで失敗しないための注意点」もご紹介します。
床の間の収納スペースリメイクで失敗しない5つの注意点|特有のサイズ・構造に注意

床の間の収納スペースリメイクには以下の注意点があり、意外と難易度が高いため、プロへの依頼をおすすめします。
DIYの際にも床の間の現状を把握したうえで、綿密に設計・材料選びをしてリメイクを実施しましょう。
- 段差解消・耐荷重の見直しが必須
- 住宅の微妙な傾きによる歪みの調整が必要
- 調湿・断熱性能の整備が必要
- 床の間の柱を抜くと耐震性に影響する可能性がある
- 既製品サイズの扉が使用できない可能性がある
段差解消・床の耐荷重の見直しが必須
床の間を収納スペースにリメイクする際には、床が数十〜数百kgの荷重に耐えられるよう、補強が必要です。
具体的には、床框を解体し、床の高さをフラットにするために「根太(床の下地木材)」の厚さを調整しながら設置したうえで、床を張ることになります。
住宅の微妙な傾きによる歪みの調整が必要
築年数の古い住宅が、経年劣化や地盤の影響で、数ミリ〜数センチ傾いている・歪んでいるのは、珍しいことではありません。
そのため、床の間を収納スペースにリメイクする際には、空間を水平・垂直に整え直す工程(不陸調整)が必須です。
不陸調整によって、以下どちらを選択しても「歪みのない美しい見た目・安全性を備えた収納スペース」を実現できます。
- ガチャ柱(棚柱)で可動棚を設ける:壁面を「垂直」に整えることで、棚板の傾きや荷重の偏りを防ぐ
- 市販の収納棚を置く:床面を「水平」に整えることで、棚と壁の間に不格好な隙間ができるのを防ぐ
カビが繁殖しない収納づくりが必要

床の間を収納スペースにリメイクして、扉を締めて使用する場合には、空間内でカビが繁殖するリスクがあります。
特に築年数が古い住宅は断熱材を入れずに住宅を建築していて外気の影響を受けやすいため、リメイクを機会に収納スペース内の環境を見直しましょう。
具体的には、以下のような対策が必要です。
- 壁内・床下の断熱・防湿処理:壁の内側・床にすき間なく断熱材を入れて、室内側の壁に防湿気密シートを施行
- ルーバータイプの扉を採用して換気性確保:羽板の隙間から常時空気を循環させ、収納内部の湿気を受け流す
- 調湿機能を持つ内装材を採用:調湿機能を持つクロス・調湿タイルなどを採用して、収納内部の湿度をさらにコントロール
築年数が古くて断熱材がまったく入っていない住宅は、冬に「外よりも室内の方が寒い」というケースがあります。
こちらの記事で、室内の寒さを解消する方法をご確認いただけます。
〈関連ページ〉寒い家を暖かくする方法とは|今すぐできる7つの対策とおすすめの断熱リフォームを解説
床の間の柱を抜くと耐震性に影響する可能性がある
床の間の柱(床柱)が建物の構造に関わっている場合には、柱を抜くと住宅全体のバランスが崩れ、「住宅の傾き・歪みが進行する」「耐震強度が下がる」などの問題に発展します。
床柱を安易に抜くことはせず、設計図面の確認やリフォーム業者の現地調査によって、「単なる飾りなのか」「住宅を支える構造部材の1本なのか」を正しくご確認ください。
床柱が住宅を支える構造部材の場合、「柱を残して収納リメイクをする」「床柱に代わる耐力措置をする」どちらかの対応が必要です。
既製品サイズの扉が使用できない可能性がある
床の間の内寸は一般的な住宅建材のサイズとは異なるため、床の間にピッタリ合う既製品の扉を見つけるのは困難です。
そのため、床の間を収納スペースにリメイクして扉を設置する際には、以下どちらかを選択する必要があります。
- 既製品の住宅建材サイズに合わせて床の間を解体・リメイク
- 床の間のサイズに合わせて扉をオーダーメイド製作
床の間の収納スペースリメイクは風水的にNG?運気を落とさないリフォームの工夫

最後に、「床の間を収納スペースにリメイクするとバチが当たるのでは?」と不安をお持ちの方へ、風水的な視点から見たリフォームの是非をお伝えします。
床の間の収納スペースリメイクは風水的にNG?
風水には多数の流派があり診断はさまざまですが、一般的には「床の間のリメイク自体が凶」という診断はありません。
家相学では「床の間は住宅の格式を高める神聖な場所」で、床の間を物を置く場所にすることは「住宅の格を下げて悪い気を滞留させやすくする」という考えから、凶とされています。
また、シンプルに「床の間内部の環境」を考えたときに、「空気が滞留する空間=カビなどが発生しやすく人の心身に悪影響を及ぼす空間」ですので、風水などの診断に関わらず、換気性が良く清浄を保てる空間づくりをすることが大切です。
床の間を収納スペースにすると神仏のバチが当たる?
床の間は、「神仏や高貴な人が宿る神聖な場所」という概念のもとに、床よりも一段高く作られています。
日本人の生活には神仏に手を合わせる習慣が根付いているため、床の間を収納スペースとしてリメイクすることに対して、「バチが当たる?」と不安を抱くのではないでしょうか。
ただし、床の間はあくまで住宅の建築様式としてかたちづくられてきた空間であり、宗教施設そのものではありません。
ご家族が代々受け継いできた住宅の空間の一部を現代の暮らしに調和させるために、「環境を整える・常に整然とした状態で使用する」といった行動を維持することに目を向けて、リメイクの計画を組み立てることをおすすめします。
なお、床の間のリメイクに対する抵抗感をぬぐえない場合には、菩提寺や氏神様(地域の神社)に、「床の間解体の作法」を相談するという方法があります。
また、古民家など築年数の古い住宅のリフォーム実績が豊富なリフォーム会社が、神仏に関連する部位の取り扱いをアドバイスできるケースもあります。
リフォーム時には神棚や仏壇を一時的に動かすケースもあり、神棚や仏壇の移動には正式な儀礼があるため、あわせてご相談ください。
東京・千葉・神奈川で「床の間・仏間・昔ながらの和室などを、現代の暮らしに調和する使い勝手の良い空間にリメイクしたい」とご希望の方は、オカムラホームへご相談ください。
ご自宅の現状を丁寧に確認のうえ、ご家族の理想の暮らしを実現するプランを提案いたします。
〈※施工エリア:東京・千葉・神奈川の一部地域となります〉
まとめ
床の間を収納スペースにリメイクした事例、DIYアイデア、リメイク時の注意点などをご紹介してきました。
床の間はコンパクトな空間ですが、元が居住スペースではないため、リメイク時には環境整備などに対する注意が必要です。
おしゃれで使いやすく、長く良好な状態を維持できる収納スペースを手に入れるために、今回ご紹介した情報を参考にしていただけると幸いです。
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