内装塗装とは|クロスとの違いやメリット・デメリット、おすすめの塗料を解説

内装塗装とは|クロスとの違いやメリット・デメリット、おすすめの塗料を解説

家の内装をリフォームする場合、クロスを張り替えるイメージが強いかもしれません。

しかし、ペンキやオイルなどの塗料を使って、塗装する方法も人気を集めています。

そこで今回は、多くのリフォーム・リノベーションを手がけている千葉の工務店「オカムラホーム」が、内装塗装とクロスの違いやメリット・デメリット、おすすめの塗料まで解説します。

 

 

内装塗装とは

内装塗装

内装塗装とは、壁や天井などの内装を、クロスではなくペンキやオイルなどの塗料で仕上げる方法です。

クロスでは出しにくい味わいを表現できるほか、表面に汚れやキズがついても、塗り直せるため、メンテナンスのしやすさも評価されています。

塗装とクロスの違い

塗装とクロスの違い

内装をリフォームする場合、塗装とクロスでは次のような違いがあります。

種類 特徴 主なメリット 主なデメリット
内装塗装 塗料を壁下地へ塗る 色の自由度が高く、部分的な補修もしやすい 工期が長めで職人の技術差が出やすい
クロス 壁紙を張る 工期が短く、デザインや機能が豊富 部分補修がしづらく継ぎ目が出ることがある

 

塗装は色の自由度が高く、部分的な補修もしやすいのが主なメリットです。

しかし、塗料を乾燥させるのに時間がかかるため、工期が長くなりやすい傾向があります。

一方、クロスは柄のバリエーションや機能性に優れており、施工が早くコストを抑えやすいですが、塗装よりも部分補修がしづらく、継ぎ目が出やすいのがデメリットです。

内装リフォームで塗装するメリット

内装リフォームで塗装するメリット

内装をリフォームする際、クロス張り替えではなく塗装を選ぶメリットは次の4点です。

色の自由度が高い

塗装で使用する塗料は、クロスとは異なり色の自由度が非常に高いのが特徴です。

クロスの場合、カタログから選んで張り替えることはできますが、自由に柄をカスタマイズすることはできません。

一方、塗料を調色すれば好きな色合いに変えられるため、家のテイストに合わせてオリジナルの色を作ることもできます。

特注で「◯◯な色にしたい」とオーダーすることもできるので、ほとんど色の制限はありません。

クロスには出せない質感を演出できる

内装を塗装仕上げにすると、クロスには出せない重厚感や素材感を演出できます。

クロスの場合、継ぎ目が見えることで“貼っている”印象が出てしまう場合がありますが、塗装であればシームレスで美しい仕上がりになるのが魅力です。

また、塗り方によって表情が変わる点もクロスとは異なるメリットです。

メンテナンス性に優れている

塗装の場合、壁の表面に傷や汚れがついても、その部分だけ塗り直せば問題ありません。

クロスのように張り替えの手間がかからず、継ぎ目も見えないのは大きなメリットです。

また、「この一面だけ色を変えたい」と思った場合も、その箇所だけ部分的に塗り替えて、部屋の印象を変えることができます。

常にきれいな状態を保ちやすいのは塗装ならではの魅力です。

デザイン廃盤の心配がない

クロスは既製品を使用するため、製品が廃盤となってしまうと手に入りません。

一方で塗装の場合、色の配合さえ記録しておけば、調色によって何度でも色を再現できます。

10年後、20年後にリフォームすることとなっても、色を変えずに塗り直せるのはメリットです。

内装リフォームで塗装するデメリット

内装リフォームで塗装するデメリット

内装リフォームでクロスの張り替えではなく塗装を選ぶ場合、次の4点には注意しましょう。

施工に時間がかかる

塗装リフォームは、クロスを張り替えるよりも工程が多いため、施工に時間がかかります。

基本的には、下地の補修から塗料の調合、塗装、塗装後の乾燥といった工程を踏むため、半日〜数日以上の時間が必要です。

施工費が高くなりやすい

内装塗装は、クロス張り替えよりも材料費や手間がかかるので、施工費用が高くなりやすいのもデメリットです。

施工範囲が広い場合や、部屋ごとに色や質感を変える場合、さらに費用が膨らみます。

臭いが気になる場合がある

内装塗装では、塗料特有の匂いが発生します。

そのため、塗ったばかりのタイミングでは匂いが気になったり、換気不足で体調不良になる恐れもゼロではありません。

小さなお子さまやペット、匂いに敏感な方がいるご家庭では、十分に換気して匂いがこもらないように注意しましょう。

内装リフォームでおすすめの塗料

内装 塗装

内装リフォームで塗装仕上げにしたい場合、おすすめの塗料を紹介します。

アクリルエマルションペイント(AEP)

アクリルエマルションペイント(AEP)は、内装用塗料として人気の水性塗料です。

発色の良さや豊富なカラーバリエーションが魅力で、水性のため塗料特有の匂いがあまり気になりません。

防カビ・防藻効果にも優れており、湿気で劣化しづらいのも助かります。

水性アクリル樹脂塗料

水性アクリル樹脂塗料は、水とアクリル樹脂でできている環境にやさしい塗料です。

匂いも少ないため、ペットやお子さまのいるご家庭でも安心して利用できます。

比較的リーズナブルなので、塗装面積が広い場合も施工費用を抑えやすいのもメリットです。

自然素材の塗料(漆喰塗料・珪藻土塗料)

漆喰塗料や珪藻土塗料など、自然素材の塗料もおすすめです。

消石灰を主成分とした漆喰塗料は調湿効果に優れており、防カビ性能も長けています。

珪藻土塗料は植物性プランクトンの化石が主原料で、漆喰塗料よりもさらに調湿効果が高く、耐火性にも恵まれているのが特徴です。

漆喰塗料・珪藻土塗料のどちらも消臭効果がある点もメリットといえます。

オイルステイン

オイルステインは木部用の塗料で、塗膜を形成せず木材に浸透する形で着色します。

表面が塗料の色で覆われないので、木目を楽しみながら色を変えられるのがメリットです。

しかし、木部以外には使用できないため注意してください。

また、オイルステインの匂いが苦手な場合は水性ステインもおすすめですが、よりマットな質感となり、木目を活かしづらいため注意しましょう。

黒板塗装

黒板塗装は、名前の通り壁面を黒板のように変えられる塗料です。

実際の黒板のようにチョークで文字や絵を描くことができるので、子供部屋やワークスペースなどで採用されています。

おしゃれなだけでなく、遊び心のある住まいにしたい場合におすすめの塗料です。

マグネット塗料

マグネット塗料は、成分に鉄粉が含まれているため、マグネットがくっつく壁面になるのが特徴です。

黒板塗装と組み合わせて使うこともできるので、壁面に書き込んだり、マグネットでメモや写真を貼ったりと、さまざまな楽しみ方ができます。

ヘルスコート

ヘルスコートは、木炭を塗料化した製品です。

調湿効果に優れており、結露の発生のほかカビやダニ、害虫の発生を抑制できます。

空気清浄効果もあり、ホルムアルデヒドなどの化学物質や、タバコの匂い、ハウスダストも吸着・分解するため、シックハウス対策にも効果的です。

木炭の持つ遠赤外線効果により、部屋が暖まって空調効率が上がるのもヘルスコートならではの特徴です。

使用する場合、ヘルスコート自体を仕上げ材にすることもできますが、上から通気性のあるクロスを貼るケースも多く見られます。

ちなみに、ヘルスコート+通気性クロス仕上げで内装をリフォームした場合、費用目安は次の通りです。

施工範囲 壁+天井
約30 ㎡
壁+天井
約45 ㎡
壁+天井
約33 ㎡
ヘルスコート塗装 68,400円 102,600円 75,240円
通気性クロス仕上げ 47,100円 70,650円 51,810円
合計金額 11.5万円 17.3万円 12.7万円

 

ヘルスコート塗装は2,180円/㎡、通気性クロス貼り工事は1,490円/㎡で施工できるので、身体にやさしい塗装にしたい方はこちらより詳細をごらんください。

〈関連ページ〉木炭塗装|オカムラホーム

 

内装リフォームにあわせて間取り変更リフォームも検討中の方は、こちらの記事もおすすめです。

〈関連ページ〉間取り変更リフォームの費用相場や注意点|戸建て・マンションのビフォーアフター画像付きで解説

水回り4点セットのリフォームについても紹介しています。

〈関連ページ〉水回りリフォーム4点セットの費用はいくら?一軒家・マンションの相場や安く抑えるコツまで解説

 

まとめ

クロスでは表現できない質感を出したい場合や、色味を自由に変えたい場合、内装の塗装仕上げがおすすめです。

塗料によっては防湿・防カビ効果もあるほか、ヘルスコートのような空気清浄効果が高い製品もあるので、機能面も重視して選んでみましょう。

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