住みながらのリフォームは可能？メリット・デメリットや仮住まいをおすすめするケースも解説

ご自宅をリフォームする場合、工事の規模によって住みながらできるかどうかは異なります。

また、住みながらリフォームできる場合も、「いつもと違う環境で落ち着かない」「工事日数が長引いてしまう」など、デメリットもあるため注意が必要です。

そこで今回は、多くのリフォーム・リノベーションを手がけている千葉の工務店「オカムラホーム」が、住みながらできるリフォーム内容や、住みながらリフォームするメリット・デメリットなどを解説します。

リフォームは住みながらできるのか

リフォームが住みながらできるのかは、工事内容や規模によって異なります。

はじめに、住みながらできる工事・できない工事を確認しておきましょう。

住みながらリフォームできる工事

住みながらリフォームできる工事内容の例は、次の通りです。

• 部分的な内装リフォーム（壁紙や床の張り替え、窓の交換など）
• 部屋ごとのリフォーム（1部屋ずつ進行する場合）
• キッチン本体のみの交換
• トイレ本体・洗面所のみの交換
• 浴室本体のみの交換（仮設の入浴方法がある場合）
• 2階部分のみなど、居住スペースを確保できるリフォーム
• 小規模な間取り変更リフォーム
• 外壁や屋根の塗装・補修

部分的なリフォームのみの場合や、複数箇所を工事しても別途居住スペースを確保できる場合、住みながらリフォームすることも可能です。

住みながらリフォームできない工事

一方で、住みながらリフォームできない工事の例は次の通りです。

• フルリフォーム・スケルトンリフォーム（骨組みだけ残すリフォーム）
• 家全体、または大規模な間取り変更リフォーム
• 水回りの大規模なリフォームや、位置変更を伴うリフォーム
• 全室の内装工事（同時進行したい場合）

上記のような規模の大きなリフォームの場合、生活スペースやライフラインを確保できないことから、住みながらリフォームできません。

オカムラホームでは、住みながらのリフォームが難しい大規模改修の場合、仮住まい先の提案も可能です。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

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住みながらリフォームするメリット

住みながらリフォームする場合、次の3つのメリットがあります。

仮住まい費用がかからない

住みながらリフォームする場合、仮住まい費用がかからない点は大きなメリットです。

仮に1週間仮住まいとなった場合、ホテルやウィークリーマンションを利用するとなると、数万円ほどの費用がかかります。

仮住まいの選択肢	費用目安（1ヶ月）
ホテル	7.5万円〜
ウィークリーマンション	2.5〜5万円
親族宅	数千円〜（謝礼程度）

上記に加えて、引越し費用や駐車場代、トランクルーム代なども発生すると、予想以上にコストがかかります。

一方、住みながらリフォームすれば、余計な費用負担がかかりません。

リフォーム期間が長くなりそうな場合は、とくに価格差が広がると考えられます。

工事の進捗状況を確認しやすい

住みながらのリフォームでは、工事現場を間近で観察でき、進み具合を確認しやすい点もメリットです。

進捗状況や仕上がりについて疑問や希望があれば、直接業者に伝えられます。

工事の進み具合がわかりやすく、現場の人々とコミュニケーションを取れることで、より安心してリフォームを任せられるのは大きなメリットです。

通勤・通学への影響を抑えて工事できる

住みながらリフォームする場合、仮住まい先から通勤・通学する必要がないので、生活リズムに大きな影響が出ません。

仮住まいの場合、いつもとは違うルートになったり、普段より遠くなるケースもありますが、住みながらであればこれまで通りに通勤・通学できます。

住みながらリフォームするデメリット

 

住みながらリフォームする場合、ストレスがかかる、工期が長引くなどのデメリットもあるため注意が必要です。

工事の影響でストレスがかかる

住みながらリフォームする場合、普段はリラックスできる生活空間が工事現場になるので、その影響でストレスを感じる恐れがあります。

生活空間と工事現場を明確に区別していても、騒音や振動、ホコリに悩まされたり、業者が出入りするのが気になったりと、気が休まらないケースもめずらしくありません。

住みながらのリフォームは、生活リズムを変えずに工事を進められるのがメリットですが、場合によっては暮らしづらくなる点には注意が必要です。

水回りや電気が一時的に使えなくなる

住みながらリフォームを進めると、水回りや電気を一時的に使えなくなり、不便を感じる恐れがあります。

水回りの工事を行う場合、キッチンで洗い物ができない、トイレに入れない、入浴できないという状況になるため、事前に代替手段を用意しなければなりません。

また、電気配線に関連する工事を行う場合、電気を使用できず照明や通信機器が止まります。

水回りの工事の場合、トイレ交換のような1日で終わる工事もあれば、キッチン全体のリフォームのように数週間かかる工事もあるため注意が必要です。

工期が長引く傾向がある

住みながらのリフォームでは、生活スペースを確保した上で工事を進めなければなりません。

そのため、工事箇所や作業を細分化する必要があり、通常の工期よりも長引くと考えられます。

工事が長引いてしまうと、騒音や振動などのストレスも続き、人件費が増えて工事費用が高くなるのもデメリットです。

人手不足や資材の納期遅延、追加工事の発生などにより、工期が予想以上に長くなる場合もあるため注意しましょう。

職人の頻繁な出入りで防犯面・プライバシーが気になる

リフォーム中は、朝から夕方まで業者が出入りするため、防犯面やプライバシー面が気になる方は少なくありません。

例えば、工事の影響で窓や玄関が開けっぱなしになる場合、不正侵入のリスクが生じます。

また、生活スペースと工事現場が共存していることで、「プライベートな瞬間も他人に見られてしまう」とストレスが生じやすい点もデメリットです。

仮住まいを確保してまとめてリフォームするのもおすすめ

「住みながらリフォームできないわけではないが、ストレスが溜まりそうで不安」とお悩みの場合、仮住まいを確保してリフォームするのもおすすめです。

仮住まいを確保しておけば、住人がいないことで職人は一気に作業でき、養生の手間も軽減され、工期が伸びるリスクを抑えられます。

また、仮住まいであれば工事中の騒音や振動などで悩むこともありません。

小さなお子さまやご高齢の方がいるご家庭でも、安心して工事を進められるのは大きなメリットです。

普段は在宅ワークをしている場合も、仮住まいであれば仕事への影響を抑えられます。 

 

リフォーム中の仮住まいについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もごらんください。

〈関連ページ〉リフォーム中の仮住まいはどこに住む？選び方や費用相場までわかりやすく解説

 

仮住まいありのリフォームはどんな人におすすめか

工事の内容的には住みながらリフォーム可能でも、仮住まいを確保すべきかお悩みの場合、次の特徴に該当するか確認してみましょう。

• 小さなお子さま、高齢者、妊娠中の方、ペットなどがいて、ホコリによる健康リスクが気になる
• 職人の出入りによるストレスや安全面が気になる
• 在宅勤務でオンライン会議や自宅での作業が多く、仕事に支障が出る恐れがある
• 工期が長くなるのはできる限り避けたい

 上記のいずれかに該当する場合、住みながらのリフォームが可能であっても、仮住まいを確保することをおすすめします。

また、冒頭でご説明した通り、フルリフォーム・スケルトンリフォームや大規模な間取り変更、水回りの大規模リフォームなどを行う場合は、住みながらリフォームができません。

仮住まいの確保が必須となるので、リフォームの計画段階で仮住まい先の手配も進めていきましょう。

リフォーム会社によっては、仮住まい先の選定からサポートしてもらえるケースもあるので、お悩みの際には相談してみるのも一つの手段です。

オカムラホームでは、「オカムラメイト」の賃貸物件をご紹介できるため、大規模改修に伴う仮住まいもご提案可能です。

仮住まい中の家賃補助制度も用意しているので、気になる方はいつでもお問い合わせください。

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まとめ

小規模リフォームの場合、住みながらリフォームすることも難しくありません。

しかし、工事期間が数日〜数週間にわたり、工事の騒音や振動、業者の出入りなどがストレスになりそうな場合や、ホコリによる健康リスクが気になる場合、仮住まいを用意しておくと安心です。

また、フルリフォームやスケルトンリフォーム、水回り設備の刷新のような大規模改修を実施するとなると、住みながらのリフォームは難しくなります。

オカムラホームであれば、リフォームに伴う仮住まいの選定からサポートできるため、いつでもご相談ください。