住みながらのリフォーム「ここが困った」6選|後悔しないための対策とは

「仮住まいは面倒だし、お金もかかるから住みながらリフォームしたい」という方は多いのではないでしょうか。
しかし、いざ住みながらリフォームを始めると「こんなはずじゃなかった」とストレスを抱えることも少なくありません。
そこで本記事では、多くのリフォーム・リノベーションを手がけている千葉の工務店「オカムラホーム」が、住みながらリフォームをした場合に直面する「ここが困った」7選と、失敗しないための対策を解説します。
これからリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
住みながらのリフォームでここが困った|よくある失敗パターン6選

住みながらのリフォームで「ここが困った」となりがちなパターンを確認しておきましょう。
音・振動・ホコリに悩まされた
リフォーム工事では、解体作業や電動工具の使用によって大きな音と振動が発生し、工事中はストレスになる場合があります。
特に在宅ワークをしている方にとって、このストレスは簡単な問題ではありません。
オンライン会議の妨げになったり、集中力を著しく低下させたりと、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。
また、壁や床を削る作業では細かいホコリが発生し、養生シートで覆っていたとしても汚れは防げません。
家具や家電製品の隙間にホコリが入ってしまうケースもあり、掃除の手間が予想以上にかかって困ったという声も見られます。
振動に関しては、古い建物の場合にとくに顕著となるため注意しましょう。
お風呂やトイレが使えず不便だった
水回りのリフォームを行う場合、お風呂やトイレが一定期間使用できなくなります。
使用できない間は、銭湯やスポーツジムなどのシャワーを利用したり、近隣の公共施設やコンビニのトイレを借りなければなりません。
しかし、お風呂やトイレの度に外出するのはどうしても面倒になり、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、さらに負担が増えてしまいます。
工事が予定より長引いた場合、不便な期間がさらに延びてしまう恐れもあります。
職人さんが常に家にいて気疲れした
工事期間中、職人さんが毎日家に出入りすることに、気疲れされる方は少なくありません。
自宅でリラックスしたい時間帯でも常に誰かがいるのは、想像以上に負担のかかる状況です。
「休憩のたびにお茶を出すべきなのか」、「テレビの音量は下げたほうがいいのか」などと気にしすぎてしまうと、「自分の家なのにくつろげない」とストレスを抱える恐れがあります。
家具の移動が大変だった
リフォーム工事では、作業スペースを確保するために家具や荷物を移動させる必要があり、この作業が予想以上に負担となります。
「移動した家具を置くスペースを確保するのが難しい」「大型家具は自分たちだけでは動かせない」など、さまざまな問題が生じるためです。
また、工事の進捗に合わせて何度も家具を移動させるとなると、さらに負担は増えていきます。
知らない人が出入りするのが不安だった
住みながらのリフォームでは、複数の職人さんが家に出入りすることに防犯上の不安を感じる方も見られます。
「貴重品の管理をどうすべきか」「プライベート空間に他人が入るのが気になる」と悩まれるケースも少なくありません。
工事を手がける方々はもちろん配慮しながら作業を進めてくれるものの、不安を完全になくすのは困難です。
ペットが大きな音でストレスを感じてしまった
犬や猫などのペットとお住まいのご家庭では、工事の音や振動に対し、ペットが強いストレスを感じる恐れがあります。
人間にとって工事の騒音がストレスになるのと同様に、ペットの聴覚にも大きな影響を与えるためです。
普段は落ち着いているペットでも、そわそわとして吠え続けてしまったり、隠れて出てこなくなってしまうケースもめずらしくありません。
工事中の騒音だけでなく、見知らぬ人の出入りもペットにとっては大きな負担です。
ペットホテルに預けることも選択肢ですが、長期間になると費用がかさむだけでなく、環境の変化がストレスになるケースもあるため注意しましょう。
〈関連ページ〉住みながらのリフォームは可能?メリット・デメリットや仮住まいをおすすめするケースも解説
オカムラホームでは、仮住まい先の提案からリフォームまでまとめて対応可能です。
豊富なリフォーム実績をもとに、最適なサポートを提供しておりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
それでも住みながらのリフォームを選ぶメリットはあるか

住みながらのリフォームにはさまざまな問題がある一方で、メリットも少なくありません。
仮住まい・引越し費用をリフォームに回せる
最大のメリットは経済的な負担を大幅に軽減できる点です。
仮住まいを利用する場合、家賃や引越し費用で数十万円ほどかかる場合もありますが、住みながらのリフォームであればその費用をリフォームに回せます。
仮住まいはせずにキッチンやユニットバスのグレードを上げるなど、リフォームの満足度を上げることも可能です。
工事の進捗を自分で確認できる
住みながらのリフォームでは、工事の進捗を毎日自分の目で確認できるのもメリットです。
気になる点があればその場ですぐに相談でき、リフォーム後に「思っていた仕上がりと違う」と違和感を覚えるリスクを減らせます。
引越しの荷造り・荷解きの手間がない
仮住まいに伴う引越し作業は多くの手間がかかりますが、この負担を回避できるのも住みながらのリフォームの魅力です。
荷造りには通常1週間〜10日ほど、荷解きにも同程度の時間がかかり、往復で考えると約1ヶ月間は引越し作業に費やすことになります。
仕事や育児で忙しい方にとって、この時間を節約できるのは大きなメリットです。
住みながらのリフォームで後悔しないための対策

住みながらのリフォームで後悔しないためには、次の4つの対策をとりましょう。
水回りの代替手段を事前に確保する
水回りのリフォーム中は設備が一切使えなくなるため、事前のシミュレーションが欠かせません。
トイレに関しては、近隣のコンビニや公共施設など、どこでトイレを借りられるのか把握しておきましょう。
近隣の場合は実家を頼ったり、工期が少し長くなりそうであれば、簡易トイレのレンタルサービスを利用するのも一つの手段です。
お風呂に関しても同様に、近隣の銭湯やスーパー銭湯を活用できるか、営業時間や定休日をチェックしておく必要があります。
工期が数週間以上に及ぶ場合、回数券でコストを抑えるのもおすすめです。
キッチンについては、電子レンジや電気ケトルなどを別部屋へ移動させ、簡単な調理ができる環境を整えておくと便利です。
トランクルームを活用する
「家具や荷物の保管場所がない」とお困りの場合、おすすめの手段としてあげられるのがトランクルームです。
月額数千円から利用できるサービスも多く、リフォーム期間中の一時保管に役立ちます。
トランクルームを選ぶ際は、自宅からの距離・空調設備の有無・セキュリティ体制を確認し、荷物にトラブルがないように注意しましょう。
また、荷物の出し入れがしやすい1階や、車で横付けできる場所を選ぶことをおすすめします。
工事の工程・スケジュールを把握する
「いつ・どこで・何が行われるか」を把握することで、住みながらリフォームする際の計画が立てやすくなります。
施工業者から詳細な工程表をもらい、騒音やホコリの影響が大きい解体工事や、ライフラインの止まる電気工事・配管工事のタイミングを把握しておきましょう。
これにより、騒音やライフラインの停止が予想される日は、在宅ワークを別の場所で行ったり、外出予定を入れるといった対策をとれます。
工事区画と生活区画を明確に分ける
住みながらのリフォームで発生するストレスを抑えるには、工事エリアと生活エリアをしっかり区分することが重要です。
養生シートやパーテーションをうまく活用し、騒音やホコリの影響をできる限り軽減しましょう。
小さなお子様やペットのいるご家庭では、より明確に動線を分けておき、工事スペースに入ってしまわないように対策してください。
住みながらのリフォームがおすすめのケース/おすすめしないケース

リフォームの規模や内容によって、住みながら行うべきかどうかの判断が変わります。
リフォームを検討されている方は、以下のどちらに該当するか確認してみましょう。
小規模〜中規模なら住みながらのリフォームがおすすめ
小規模〜中規模のリフォームであれば、住みながらであっても比較的スムーズに実施できます。
具体的な例は次の通りです。
- キッチンのみ、またはトイレのみなど単独での水回り交換
- 壁紙の張り替えや床の部分的な補修
- 窓やドアの交換
- 一部屋のみのリフォーム
- 外壁塗装や屋根の補修
これらの工事は1日〜2週間程度で完了し、生活への影響も限定的なため、仮住まいを用意する必要はありません。
フルリノベーションや間取り変更なら住みながらリフォームはNG
大規模な工事の場合は、仮住まいを強くおすすめします。
- 全面的な間取り変更を伴うリノベーション
- スケルトンリフォーム(構造体だけ残してすべて解体してから行うリフォーム)
- 水回りをまとめて同時に交換
- 構造補強を伴う工事
上記のような工事では、生活できるスペースが確保できず、電気や水道が使えない期間も長くなります。
目安として、工期が1ヶ月を超える場合は仮住まいを検討しておきましょう。
リフォーム中の仮住まいについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もごらんください。
〈関連ページ〉リフォーム中の仮住まいはどこに住む?選び方や費用相場までわかりやすく解説
オカムラホームでは、住みながらのリフォームが難しい大規模改修の場合、仮住まい先の提案も可能です。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
住みながらのリフォームは、工事内容によっては可能となるものの、「お風呂やトイレが使えなくて不便」「ストレスが溜まった」と困るケースも少なくありません。
数日〜1ヶ月以内であれば住みながらで対処できても、それ以上の期間となると負担が大きくなるため、仮住まいの利用を検討しましょう。
オカムラホームでは、「オカムラメイト」の賃貸物件をご紹介できるため、大規模リフォームに伴う仮住まいもご提案可能です。
仮住まい中の家賃補助制度もご用意しているので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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